古市古墳群(ふるいちこふんぐん)を歩く【世界文化遺産】

こんにちは。
足が短く、胴が長い、自称イタチ系税理士、太田尚道(おおたたかみち)税理士事務所所長の太田です。

早いもので、今年もそろそろ半分が過ぎようとしていますが、みなさん、お元気にお過ごしでしょうか?

応神天皇陵外濠
応神天皇陵外濠

薫風に誘われ、世界遺産・古市古墳群(ふるいちこふんぐん)へ行ってきましたよ。
さしずめ、「大人の遠足」といったところでしょうか。

古市古墳群は大阪府南部の羽曳野市、藤井寺市にまたがる巨大古墳群です。

古墳群は広範囲に点在しているため、事前にガイドブック等の本や資料などで、ある程度位置確認をしてから出かけた方がいいと思います。

土師の里駅
土師ノ里駅

近鉄阿部野橋駅から近鉄南大阪線準急に乗り16分。
まずは土師ノ里(はじのさと)駅で下車しました。

鍋塚古墳
鍋塚古墳

駅の改札を出て、道路を挟んだ向かい側に①鍋塚(なべづか)古墳があります。
ほんとに、かわいらしい小山ですね。

仲姫命陵古墳拝所
仲姫命陵古墳

②仲姫命(なかつひめのみこと)陵古墳の周辺を歩きます。
仲姫命(なかつひめのみこと)陵古墳は古市古墳群のなかでは応神天皇陵につぐ規模の古墳です。
それもそのはず。仲姫命(なかつひめのみこと)は応神天皇の皇后なのです。

澤田八幡神社
神社の参道の途中に電車の踏切がある
澤田八幡神社 石碑
澤田八幡神社

お濠の周りを西へ歩いていくと③澤田八幡神社が見えます。
な、な、なんと、こちらの神社は、神社の参道を近鉄電車が横切っているのです。
このような光景を見たのは初めてでビックリ!!


小室山古墳からの眺め
小室山古墳

次に、仲姫命陵(なかつひめのみこと)陵古墳の南西に位置する④小室山古墳(こむろやまこふん)に上がってみました。
地元のご老人が腰かけたり、家族連れがテントをはったりと、みなさんそれぞれ思い思いに過ごされていました。
地元のみなさんの隠れ癒しスポットなのかもしれません。

私もここからの眺めを堪能することにしました。
優しい風が吹いています。
目を閉じて、思わず深呼吸。

名残惜しく感じつつも小山を降ります。

大鳥塚古墳
大鳥塚古墳


応神天皇陵のすぐ隣にある⑤大鳥塚古墳(おおとりづかこふん)へ。

開放感がある先ほどの小室山古墳と異なり、ちょっと暗い感じがする大鳥塚古墳です。







いよいよ、本日のメインハイライトの応神天皇陵(おうじんてんのうりょう)に向かいます。

応神天皇陵
応神天皇陵拝所前にて

⑥応神天皇陵(おうじんてんのうりょう)古墳は古市古墳最大の前方後円墳です。
    宮内庁が管理しているので、もちろん中は見られません。

道明寺
道明寺
道明寺
道明寺前でパチリ

北に戻り、⑦道明寺へ。
道明寺は7世紀中期に土師氏の氏寺として建立された土師寺を起源とした尼寺です。
尼寺のせいか、お参りしている方はみなさん女性だったのが印象的。

道明寺と言えば桜餅を連想します。
桜餅(道明寺餅)などの和菓子の材料として知られる「道明寺粉」発祥の寺としてあまりにも有名ですね。
桜餅が無性に食べたくなりました。
帰りにスーパーで買って帰ろうっと。

道明寺天満宮
道明寺天満宮

そして、近くの⑧道明寺天満宮にも立ち寄ります。

古市駅

土師ノ里駅から二駅先の古市駅へ移動します。

白鳥神社 
コロナウィルスが早く終息しますように

古市駅下車すぐの東側にある日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀る⑨白鳥神社へ。
神さびた神社にお参りします。

白鳥神社参道
白鳥神社の入口

不動坂
不動坂
安閑天皇陵古墳
安閑天皇陵古墳

東高野街道を南に下り、⑩安閑(あんかん)天皇陵古墳へ向かいます。
ゆるい坂道を上っていきます。
この鬱蒼とした森が安閑(あんかん)天皇陵古墳です。
残念ながら安閑(あんかん)天皇陵古墳は世界遺産の推薦リストに入っていないようです。

安閑天皇陵古墳
安閑(あんかん)天皇陵古墳拝所
墓山古墳
向墓山古墳

古市駅の西側の⑪墓山古墳(はかやまこふん)⑫向墓山古墳(むこうはかやまこふん)にも立ち寄ります。

ぶらり大阪「高低差」地形さんぽ
出典元:Amazon

今回、旅の参考にさせていただいた本がありますので、ご紹介します。
大阪高低差学会代表・新之介さんの書かれた『ぶらり大阪「高低差」地形さんぽ』です。

一般的なガイドブックではないので、応神天皇陵古墳などは本著には掲載されていません。
しかし、地理や地形を切り口にしたまち歩きに着眼点を置いており、地形散歩の魅力を十分に伝えている本だと思います。

もちろん、古市古墳群以外の大阪府下の他のエリアも紹介されています。
この本を片手にぜひ他のエリアも歩いてみてはいかがでしょうか。

故きを温ねて、いにしえの時代に思いを馳せる。
地元大阪の魅力を再発見することができました。
ディスカバー、オオサカ (Discover Osaka)!!